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2012年03月07日
走り屋 魂! ~vol、1
せっかくRB(ランニングバック)というポジションを
30年近くやって来たのだから
そのRB(走り屋)の目線でアメフトを語っていこうかと思います。
主に走り方についてになりますが・・・
題して
もう、ここまで来ると本能的な走り方になって来て
相手がこうくると自分はこう動くとか・・・
その僕の”本能的な引き出し”をみなさんに
紹介させていただきます。
まず、基本を言っておかないと
技術にこだわり過ぎて頭でっかちにならないよう説明します。
RB(ランニングバック)というポジションは
簡単に言えば、ボールをもらっていかに前へ前へ進めれるか?
(ボールキャリアになった時)
この「走り屋 魂」では、ボールキャリア時のみの
話しになりますのでご了承下さい。
走り屋(RB)の必要とするフィジカル面
「瞬発力(特にストップ&ゴー」
「ボディバランス(股関節の柔らかさ)」
「低姿勢で走る」
この3つに関しては、前の記事で練習方法を動画や写真で紹介してます。
走り屋(RB)に必要なプレー時の基本
その1:
プレーごとにオフェンス11人の動きを覚えてる
(ディフェンスの動きに対応するオフェンスの動きも含む)
その2:
ブロックされたコースを走るのではなく
ブロックしやすいように走って自らコースを切り開く
その3:
あくまでもチームプレー 個人技にならないこと
その4:
現在のポジション
(自陣or敵陣のyd、Down数、1stDownまでのyd、タイム、得点差)を
常に頭に入れてプレーする。
厳しいようですが
この4つを忘れないように1つでも怠ると走り屋失格です。
では、本題です。
あなたは、ボールキャリアーです。
下の写真のタックラー(ディフェンス)と1対1になりました。
あなたは、どう走ることを心掛けますか
他のシュチエーションは、考えず
ただ、1対1になったことだけで考えてください。
解説:
体全体の力を発揮できるのは、真ん中の軸(背骨の延長上)
下の写真でいうと赤い線
柔道の偉い先生が「柔剛一体」
「柔よく剛を制す、剛よく柔を断つ」
とおっしゃいました。
これは、アメフトにも十分に適用することだと僕は、思います。
根性論で「ガッツンとぶちかまして行け」っていうコーチ信用出来ませんねぇ~
僕の答えは、
この赤い軸から少し 右 or 左 どちらでもいいですが
ずらして走ることを心掛けます。
ただ、ずらすタイミングも重要で僕の基準は0.5yd手前です。
1yd以上手前だとディフェンスに対応されます。
ぶちかましてリスクを背負うよりは、
上の考えのほうが利口でしょう。
ここでいうリスクとは、
まず、あなたがボールキャリアで一番しなければならないこと
少しでも前に前に進むことです。
そのことは、チーム全員があなたに託していることです。
あなた個人の判断で力勝負に出てうしろに倒されるより
マシな方を選ぶべきだということです。
ボールキャリアーは、前に倒れるのが鉄則
上の写真のようにうしろに倒されてはいけません。
完璧に懐(ふところ)に相手の一番力が発揮できる軸が入っちゃってます。
まさに
「柔よく剛を制す、剛よく柔を断つ」 です。
根性論もアメフトをやり始めの時はメンタル面を鍛える意味では重要だと思いますが
そればかりでは何も進歩しません。
下の写真のタックラーと1対1になった時
あなたは、右 or 左 どっちを選びますか
科学的に証明されているか定かではありませんが
僕が思うに人間の判断力は、先に上半身が動き次に下半身が動くと思ってます。
プレイヤー、元プレイヤーの方ならよくコーチや監督から
「上半身だけでタックルするな足を動かせ」
「上半身だけでブロックするな」って言われたことありませんか
それは、まさに上半身と下半身に若干、判断力の誤差が生じていると僕は、思います。
なので僕は、走るときディフェンスの下半身の動きを見て判断してます。
上半身だけでは、タックルされても逃げていけば(相手から遠ざかる)十分にかわせます。
しかし、下半身は、動くものに対して対応出来ます。
ただし、上の写真の場合
上半身が左 下半身は、ちょっと左側に向いてますがほぼまっすぐな状態
こういうときは、上半身で判断しざろう得ないでしょう。
よって答えは、 右 へ走ります。
今度は、密集の中をあなたは走り抜けます。
シチュエーションは、以下の通りです。
ハーフェーライン付近、得点差なし、時間も余裕、
1stDownのプレーです。
オフェンスにとって1stDownのプレーは
出来るだけydを稼ぎたいと考えます。それは、2~3rdDownのプレーを
有利にするためです。
ディフェンス側から見て1stDownのプレーは、2~3rdDown時と違い、どういった
プレーをしてくるか予想しづらいDownです。
このシュチエーションは、1stDown
僕は、下の写真の黄色線のような走りをします。
だぶんみなさんは、ディフェンス98番と58番の間が空いてるから
そこを突っ切ると考えたでしょう。
3rdDown残り3~4ydでしたらそれで正解です。
しかし、今回は1stDownのプレー! 出来るだけ稼がなければならない。
このシュチュエーションは、すなおに走っても確実に4yd稼げる
なら、冒険しましょう。
98番と58番は、完璧にブロックされてます。
しかし、ボールキャリアの動きと空けてしまったゾーンを必ず埋めに来ます。
(赤い線)
オフェンスラインをもっと活用し、ディフェンスの心理を逆に利用しましょう。
左に半歩ぐらいカットバックして58番の右を走ります。
(右に見える下一桁が3番のオフェンスラインも完璧なブロックをしていることも考え)
※あくまでもこれらの写真に写っている人たちだけで
判断しており、写真外のオフェンス・ディフェンスの状況等は、まったく
考えておりませんのでご了承下さい。
どうですか~
アメフトプレイヤーでない観戦専門の方でも中身を知ることでもっと楽しめると思います。
まじめな内容でかつ長文だったので
ここらでちょっと・・・
余計、ディープになっちゃいましたね。すいません。
これ超おすすめ 博多一蘭のラーメン
内緒ですよ~ 僕が一蘭クラブに入会しているの~
30年近くやって来たのだから
そのRB(走り屋)の目線でアメフトを語っていこうかと思います。
主に走り方についてになりますが・・・
題して
もう、ここまで来ると本能的な走り方になって来て
相手がこうくると自分はこう動くとか・・・
その僕の”本能的な引き出し”をみなさんに
紹介させていただきます。
まず、基本を言っておかないと
技術にこだわり過ぎて頭でっかちにならないよう説明します。
RB(ランニングバック)というポジションは
簡単に言えば、ボールをもらっていかに前へ前へ進めれるか?
(ボールキャリアになった時)
この「走り屋 魂」では、ボールキャリア時のみの
話しになりますのでご了承下さい。
走り屋(RB)の必要とするフィジカル面
「瞬発力(特にストップ&ゴー」
「ボディバランス(股関節の柔らかさ)」
「低姿勢で走る」
この3つに関しては、前の記事で練習方法を動画や写真で紹介してます。
走り屋(RB)に必要なプレー時の基本
その1:
プレーごとにオフェンス11人の動きを覚えてる
(ディフェンスの動きに対応するオフェンスの動きも含む)
その2:
ブロックされたコースを走るのではなく
ブロックしやすいように走って自らコースを切り開く
その3:
あくまでもチームプレー 個人技にならないこと
その4:
現在のポジション
(自陣or敵陣のyd、Down数、1stDownまでのyd、タイム、得点差)を
常に頭に入れてプレーする。
厳しいようですが
この4つを忘れないように1つでも怠ると走り屋失格です。
では、本題です。
あなたは、ボールキャリアーです。
下の写真のタックラー(ディフェンス)と1対1になりました。
あなたは、どう走ることを心掛けますか
他のシュチエーションは、考えず
ただ、1対1になったことだけで考えてください。
解説:
体全体の力を発揮できるのは、真ん中の軸(背骨の延長上)
下の写真でいうと赤い線
柔道の偉い先生が「柔剛一体」
「柔よく剛を制す、剛よく柔を断つ」
とおっしゃいました。
これは、アメフトにも十分に適用することだと僕は、思います。
根性論で「ガッツンとぶちかまして行け」っていうコーチ信用出来ませんねぇ~
僕の答えは、
この赤い軸から少し 右 or 左 どちらでもいいですが
ずらして走ることを心掛けます。
ただ、ずらすタイミングも重要で僕の基準は0.5yd手前です。
1yd以上手前だとディフェンスに対応されます。
ぶちかましてリスクを背負うよりは、
上の考えのほうが利口でしょう。
ここでいうリスクとは、
まず、あなたがボールキャリアで一番しなければならないこと
少しでも前に前に進むことです。
そのことは、チーム全員があなたに託していることです。
あなた個人の判断で力勝負に出てうしろに倒されるより
マシな方を選ぶべきだということです。
ボールキャリアーは、前に倒れるのが鉄則
上の写真のようにうしろに倒されてはいけません。
完璧に懐(ふところ)に相手の一番力が発揮できる軸が入っちゃってます。
まさに
「柔よく剛を制す、剛よく柔を断つ」 です。
根性論もアメフトをやり始めの時はメンタル面を鍛える意味では重要だと思いますが
そればかりでは何も進歩しません。
下の写真のタックラーと1対1になった時
あなたは、右 or 左 どっちを選びますか
科学的に証明されているか定かではありませんが
僕が思うに人間の判断力は、先に上半身が動き次に下半身が動くと思ってます。
プレイヤー、元プレイヤーの方ならよくコーチや監督から
「上半身だけでタックルするな足を動かせ」
「上半身だけでブロックするな」って言われたことありませんか
それは、まさに上半身と下半身に若干、判断力の誤差が生じていると僕は、思います。
なので僕は、走るときディフェンスの下半身の動きを見て判断してます。
上半身だけでは、タックルされても逃げていけば(相手から遠ざかる)十分にかわせます。
しかし、下半身は、動くものに対して対応出来ます。
ただし、上の写真の場合
上半身が左 下半身は、ちょっと左側に向いてますがほぼまっすぐな状態
こういうときは、上半身で判断しざろう得ないでしょう。
よって答えは、 右 へ走ります。
今度は、密集の中をあなたは走り抜けます。
シチュエーションは、以下の通りです。
ハーフェーライン付近、得点差なし、時間も余裕、
1stDownのプレーです。
オフェンスにとって1stDownのプレーは
出来るだけydを稼ぎたいと考えます。それは、2~3rdDownのプレーを
有利にするためです。
ディフェンス側から見て1stDownのプレーは、2~3rdDown時と違い、どういった
プレーをしてくるか予想しづらいDownです。
このシュチエーションは、1stDown
僕は、下の写真の黄色線のような走りをします。
だぶんみなさんは、ディフェンス98番と58番の間が空いてるから
そこを突っ切ると考えたでしょう。
3rdDown残り3~4ydでしたらそれで正解です。
しかし、今回は1stDownのプレー! 出来るだけ稼がなければならない。
このシュチュエーションは、すなおに走っても確実に4yd稼げる
なら、冒険しましょう。
98番と58番は、完璧にブロックされてます。
しかし、ボールキャリアの動きと空けてしまったゾーンを必ず埋めに来ます。
(赤い線)
オフェンスラインをもっと活用し、ディフェンスの心理を逆に利用しましょう。
左に半歩ぐらいカットバックして58番の右を走ります。
(右に見える下一桁が3番のオフェンスラインも完璧なブロックをしていることも考え)
※あくまでもこれらの写真に写っている人たちだけで
判断しており、写真外のオフェンス・ディフェンスの状況等は、まったく
考えておりませんのでご了承下さい。
どうですか~
アメフトプレイヤーでない観戦専門の方でも中身を知ることでもっと楽しめると思います。
まじめな内容でかつ長文だったので
ここらでちょっと・・・
余計、ディープになっちゃいましたね。すいません。
これ超おすすめ 博多一蘭のラーメン
内緒ですよ~ 僕が一蘭クラブに入会しているの~
Posted by まりっちん at 09:34│Comments(0)
│アメフト
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