下の写真を見て
何のプレーなのか探ってみました。

みなさんは、分かりますか


ちょっと分かりやすくするために
オフェンスプレイヤーにポジションを割り当ててみました。
（ちょっと汚い字ですいまそん。）





Ａ：
「テールバックドロー」だと思います。

ドローとは、みなさんの想像では、”引き分け”の
イメージが強いと思います。
しかし、辞書で調べると分かりますが　ドロー（Ｄｒａｗ）＝引き寄せる
という意味もあります。

アメフトでいうドローとは、
パスをすると見せかけてディフェンスを引き寄せフェイクし
ランプレーすることなんです。

といっても分かり辛いので下の図で説明します。

パスプロテクション（ＱＢをディフェンスから守る）の
オフェンスの動きを書いてます。

ディフェンスラインは、ＱＢサックを狙ってきます。
ＬＢ（ラインバッカー）より後ろのポジションは、パスカバーに
入り、自分の守るべきゾーンへ行きます。


上の図にドロープレーでの
オフェンスの動きを追加しました。

でも
ドローって「走り屋」にとって
センスを問われるプレーなんです。

というのも上の図は、あくまでも机上での話
ディフェンスがそのように動いてくれるとは限りません。

よってボールキャリアーは、オフェンスのブロックと
そのブロッカーたちを有効に使いながら走らなければなりません。

走るコースを間違えればそこまでですが
成功するとロングゲインに繋がります。ほんと天国と地獄です。

下の写真にボールキャリアーの動きを
黄色線で書きました。

６８番のＧがディフェンスを完全にブロック出来てませんので
単純に真ん中を走っても長い距離は見込めません。

６８番のブロックしやすいように一度、左へカットバックしてから
真ん中を走るのがベストです。